ナビの北海道旅行記2003 パート3
8月13日
他の客より先に寝た分目覚めは早かった。
「だけど、、、な〜にもすることが無いんですが、、、。」玄関に出て一服する。今日も天気は良くないのかな?雲が多い。そして2Fに上がって本を読む。こんな事くらいしかやることがない。暇だ。オーナーさんも忙しく朝食の準備をされている。これは大変だな!って思うんだけどその分、客とのコミニケーションがなさそう。やっと朝食の時間。昨日と同じお通夜のような朝食。これって辛い。各自バラバラなんだもん。早飯で食べて部屋に戻って着替える。長居は無用かな?出発しよう。今日は帯広を予定している。
さて、宿の近くにある来運の水を探そう。所々 看板は出てるんだけど分岐になると看板がない。
「これじゃ判らないじゃん。」何回かUターンをして、やっと発見。到着すると軽自動車からポリ容器を出してる老夫婦がいたので声をかける。市内の人らしい。ここにはよく来るとのこと。コップがあるので水を飲む。
「冷たくて めっちゃ!うま〜い!」老夫婦はポリ容器に水を入れてた。これでご飯を炊くのだそうだ。旨いよ〜って言ってた。俺も食べてみたい。

目の前が池になっているので見に行くと、肉眼でも判るくらいの水が噴出していた。
「すごい量だね。斜里岳の伏流水っていうんだっけ?」でも何でメジャーじゃないんだろう。摩周の神の子池なんてかなりの観光客が来るのにね。多分あの水の色が観光的要素を左右するのかな?まあ地元の方には観光的になって欲しくないとも言っていたけど。老夫婦に挨拶して出発する。
「俺んちで、ウメ〜飯食っていかねえ〜か?」って誘っていただいたけど、有難くご辞退させていただいた。今日は帯広までいかなくちゃならないもん。残念だ。キャンプとかで近場だったらお世話になったかもしれないけど。
適当に走ったので戻る道も適当に走ってみた。この場合俺の経験で道が低い方が市街に行くと考えている。すると町道から道道に出た。おや?道道1000号線じゃん。キリのいい番号だね。しばし止まって撮影しよう。道はこれといって特別なものではなく、たまたま1000号の番号が付加されただけみたい。でもスカッとする光景だ。中斜里から道道1115号線で摩周方面に向かう。しばしJR釧網本線と並走する。右側に札弦駅の看板を見る。
「過去に行ったことあったけなあ!」駅の近くにパパスランドという温泉が出来たみたい。以前はなかったような気がしたけど。

途中短絡線を通って国道391号線に向かう。ここから野上峠を越えれば弟子屈市街に出られる。大した傾斜じゃないからチャリでも苦労はいらないかな?でも俺には無理だけど、、、。
峠まではそこそこ距離がある。山肌の中間を走っていくから明らかに峠に向かっているのが理解できる。でもエンジンの回転数もそれほど落ちないで無理なく登れた。それほど標高は高くないからなのかな?そういえば北海道ソロツーデビューの時走ったはずなんだよね。さすがに記憶が遠いなあ。その時はコケそうになってビビッタところだったような気がしたなあ!それにその時は国道ではなかったし、
「かなり立派になったんだね。」峠の頂上を少し下ると、目の前に屈斜路湖が見えるようになった。でもかなり遠いしアングルが悪い。一番見晴らしがいいと思える所で撮影する。ここは観光地にはなれないね。一昨日行った藻琴峠の方がはるかに視界がいい。

ここから川湯温泉をめざす。峠からカーブが続く。
「ん?道に鹿さんがいた!危ないなあ〜」カッ飛んでいたら、自爆だったかもしれないよ。こんな所で事故りたくないもんね。以前何処かで2輪車が鹿に突っ込んで死亡したって聞いた事がある。一応気を引き締めないといけないね。忘れた頃に災難がやってくるから。
川湯温泉方面を右折して硫黄山に向かう。実際行くのは初めて。前回は車窓で済ましたから。ここも観光の定番。たくさんの観光バスが来ていた。ここは噴煙のすぐ前まで行ける。九州の雲仙のような温泉が沸騰しているのと違ってガスか蒸気が噴出しているみたい。でもそれだけ、、、、
「あまり感動は受けない場所かな?」

「タマゴ〜タ〜マゴ!」って拡声器で茹でタマゴを売っていた。5個で400円。見てると蒸気にタマゴを当てて10分しないで出来上がりだ。そんな馬鹿な?もしかして茹でてある卵を蒸気で温めているだけなんじゃないなかな?あんまり疑ってもしかたがないけど。1個食べれば10年長生き出来るって。んじゃ5個売りだから50年長生きできるのね!ったく冗談は顔だけにしてよ。俺100歳以上生きられる自信ないもん。生きたくないし。でも買ってみる。俺も好きだなあ〜。
硫黄山から5分ほど走れば川湯温泉街に行ける。温泉街入り口に「大鵬記念館」がある。ここは以前冬に来たけど何も写真撮らなかったけ。だから内部には入らないけど外観を撮影しておこう。以前、巨人大鵬卵焼き!って子供の好きな言葉の一つ(だったかな?俺の時代でもないから!)の大相撲の力士大鵬の出身地川湯温泉で記念館を作ったというもの。何度も見ることもないけど、相撲ファンは必見でしょうな。

やがて以前泊まった川湯グランドホテルや川湯ホテルプラザを通過する。ここは冬だったけど気持ちいい温泉だったなあ。ソロツーではシーズンに泊まれないのが残念だ。足湯もあるんだけど、今回はやめた。
この先砂湯へ向かおう。
だんだん天気がよくなってきた。こうでなくっちゃ。砂湯は、その名前通り砂から温泉が出る所。ここも以前来た事あったけど、夏は初めてだ。冬は白鳥が飛来して餌付け用のパンを食べて冬を越すんだけど、夏はスワンボートが出ていたりノンビリできるみたい。
子供達が泥んこになりながら砂を掘っていた。お母さん公認で。掘れば掘るほど温泉が湧いてくる。と言うか湖面の水が砂の地熱で温められるってのが正解かな。でも楽しそう。ちゃんと洗い場もあるから着替えさえあれば泥んこでも問題ない。微笑ましい光景だ。

で、俺は飲める温泉を飲む。
「ん〜体に良さそう!うま〜い。」何ていうか、確かに硫黄の香りがする温泉だけど胃袋が休まる感じがする。これはいい。飲んべいさんにはもってこいの場所だ。俺も何杯も飲んでしまった。
さて次は和琴温泉に向かおう。案内板に沿って走って終点が駐車場だ。バイクを止めてタオルだけ持って遊歩道を歩く。ありました!和琴温泉が。ただの池のように思えるが立派な温泉。昼間なので入浴するつもりはないけど、先客の老夫婦が足湯で入っていた。
「貴方もどうですか?」って俺をさそうので近くでご一緒させていただく。足を入れると

「アチャアチャ!アツ〜イ!」老夫婦に笑われた。でもその方の足も赤いよ?そばでは子供達が泳いでいる。ウッソ〜!でも熱くない部分があるらしい。そのお母さんと思える方も水着で入っていた。やがて老夫婦が出て行った。俺も出ようか。入浴しているお母さんと思われる人に
「熱くないですか?」って聞くと
「ここは熱くないですよ!いっしょに入りませんか?」って俺を誘うんだけど、昼間からフルチンじゃ無理だ。海パン持ってきてないもん。諦めてバイクに向かう。(後で知ったんだけどオヤコツ地獄に行くのを忘れていた。今後の課題になっちゃった。)
また国道に戻って、今度は津別峠に行こう。案内板があるので問題なく行けるんだけど、急に道が細くなった。そこにシカさんが数頭いる。
「お願いだから俺の前に来ないでね!」ってスロットル空ぶかしすると、山の中に消えていった。

津別峠は他の峠よりも標高が高い。そのうちさっきまで晴れていたのが霧になってきた。あれれ?折角展望台まで来たのに。な〜にも見えない。でもって寒い。展望台内部の売店でラーメンを食べる。丁度寒かったから良かった。それにこれだ!って言う味じゃないけど素朴さがいい。

長居してても霧は晴れそうに無いので今来た道を戻る。この先津別経由でもよかったけど、あえて知ってる道で行こうと考えた。途中標高が落ちてくると雲の下に出て屈斜路湖が見える。残念だけどここで写真を撮るか。峠じゃ真っ白の写真になっちゃうもんね。あとは、国道で摩周まで走って弟子屈から国道241号線に入る。ここは「オラが庭」くらい詳しい。何度走っているだろうか?苫小牧への帰還ルートの定番になっている。直線をヤッホーってカッ飛んでいくとパラパラと雨が、、、、、
「何だよ!もうちょっとガマンしろよ!」って思う。

でも俺の気持ちとは逆に本降りになってきた。
「あちゃ〜!マジ合羽っすか!」合羽を着て荷物を防水する。走れば走るほど雨が強くなって、今回最大の大雨に遭遇する。マジ土砂降り。もう前方は視界がきかない。阿寒湖もオンネトーも行けたもんじゃない。道が川状態になっていくのがわかる。前が見えないので辛いけどヘルメットのシールドを上げて走るしかない。目が痛いけどそれしか視界を確保する方法がない。速度も40km出せない。本当に怖い。いつもなら足寄まで単調な道なんだけど、そんな気持ちになれない。今を走るので精一杯だ。

何とか足寄まで来ると雨も上がった。
「さっきのは何だったんだ?局地豪雨かよ!」あれだけの大雨だったので合羽は役目を果たしてくれなかった。もう下着までビチョビチョ!あ〜気持ちわる〜!いつもは士幌経由で帯広に行くんだけど、時間は3時を過ぎたくらいなので、早く到着してしまう。そこで池田方面に向かおう。国道242号線で池田方面に走ると道東自動車道のICがある。足寄ICだって!以前なかったはずなんだけどな?話の種に乗ってみるか。

まあ!最初から想像していたけど、車がいない!俺の貸切道だ。こんなの作る前に他にやることなかったのかな?いつも思う。だって、帯広近郊の迂回バイパスでもいいし、道につかわないんだったら、公立の病院だって福祉とかに利用できるじゃん。部外者の意見だから、重みはないかもしれないけど、、何とかなんないのかな?

さて道東自動車道でも分岐があって本別線と合流する。あ!なるほどね。さっきから本別方面には行けません。って看板があったんだけど逆Y字分岐だから足寄から本別には行けないんだ。将来どっちが本線になるのかな?多分足寄ICのコースは北見本線として本別ICのコースは釧路本線として作られていくんだろうな。(だから池北高原鉄道がなくなっちゃうんだよ!)もっとも足寄から本別まで高速使うバカはいないだろう。荷物がバタバタしてきたみたいなので高速だけど左に寄って停車する。ツーリングバックのレインカバーが外れかけていた。
「うわぁ!ヤバかったぁ!気が付いて良かった!」カバースッ飛んでいったらシャレにならない。ついでに合羽も脱ごう。走りながら乾燥しよう。
池田から道道73号線を走って十弗駅に行く。ここは前回も行ったんだけど駅の正面を撮影してなかったので、リベンジ?のつもりで立ち寄った。でホームでカメラを、、、、、あれ?モニターに水が、、、、、
「ヤバイ!さっきの豪雨でカメラが壊れた!!!あちゃ〜!」んでもってガッカリ!今回の旅行での撮影は今回が最後か、、、、何ていうアクシデント。でもって帰ってから修理代が気になる。ったく雨野郎!

もう疲れが出た。ホテルに行こう、、、、。ってな訳にいかなかった。カメラが壊れてしまったっていいじゃん。ツーリングは続行しよう。
道道73号線で走ってR38号線に入る。そこからストレートに帯広じゃ時間が早い。道道62号線で帯広空港方面に迂回して時間調整をしよう。そうすれば幸福駅近辺に出られるから訳ないや。とりあえず帯広空港の案内をめざして走るんだけど、、、そのうち見失ってしまったらしい。
「あれれ?飛ばしすぎたからかな?」

まあ、適当に走ろう。間違ってもロシアには行かないんだから!何のこっちゃ?ただただ直線を走る。やっと案内板が出てきた。でも、駒畠とか糖内とか書いてあるんだけど、どこを指しているのかさっぱり判らない。困ったな。フィーリングで右折して左の奥を見ると道の駅の表示が見える。あ!助かった。ってんで向かう。そこは道の駅「さらべつ」!!
「あちゃ〜とんでもないところに来ちゃったのね!」でもよかった。判って。

後はホテルに行くだけなんだけど、大正あたりでまた雨が降ってきた。もうカンベンしてよ!走っていくとイトーヨーカドーの看板が、、、
「そうだ下着を買おう。」さっきの大雨で荷物が湿っちゃたから着替えも使えない。残念だけど買うしかない。イトーヨーカ堂は俺の自宅近辺でもあるので親しみがある。途中左折していったけど、、、あれ判んなくなっちゃった。けっきょく帯広駅そばまで来てしまった。右先にボスフールというデパートを発見
「。ここでいいや!」ATMでお金をおろして、ついでにTシャツなどの下着を買って店を出る。

そうだここまで来たなら鶴橋で豚丼を食べよう。たしか帯広競馬場の近くだって聞いた事がある。まずボスフールの前で
「スイマセ〜ン!鶴橋っていう豚丼食べさせてくれるお店を探しているんですが?」っておばちゃんに話しかける。ビックリしたかな?ヘルメットした浮浪者みたいのに声をかけられて。まず帯広競馬場をめざす。そこまでは何度か迷いながらも正面らしき場所に到着。再度道を聞き鶴橋に到着。バイクを止めて合羽の上着だけ脱がせてもらって店内へ。もうビショビショ。参った。

カウンターに座って調理しているのを見てみる。話に聞いたとおりタレが真っ黒だ。お待ちどうさまって出てきた豚丼を見てビックリ。本当に真っ黒。デジカメが壊れて撮影できないのが残念だ。味も少し苦味があるけどそれがクセニなる。俺的には好きだな。タレも濃いし。ご飯に適度にタレが残っていて美味しかった。でも最初に食べさせるのはどうかな?おれもそこそこ豚丼食べているから受け入れられたけど初めてだったらビックリされるかも、、、、。

でもここのオヤジさんの愛想がとってもすきだ。
「また、どうぞお越しください!御気おつけて〜」って何か微笑ましい。また来たくなっちゃう。このまま宿に向かう。結局7時を廻っちゃった。ホテルの前でバイクを止め、フロントでチェックイン。ここは大浴場はないけど、まずはシャワーでもなんでも浴びたい。で荷物を出して乾燥する。大体ホテルの空調は乾燥が効いているから明日には乾くかも!カメラを出してドライヤーで乾かすけどダメみたい。悲しいなあ!諦めて就寝したzzzzzzzzzz
8月14日
本物のベットだったためか、良く眠れた。でもモーニングコールで7時に起床。再度シャワーを浴びてサッパリする。昨日の湿っていた服は全て乾燥していた。良かった〜!。でもカメラは完全に死んでしまった。ご愁傷様でした。バックの一番下に格納する。もう使うこともない。さっそく朝食を摂るか。1fのレストランでバイキングを楽しむ。一応雨は降っていないみたいだけど、何時裏切られるか判ったもんじゃない。優雅に新聞を読みながら食事。こんな俺でも経済記事まで読むんだから信じられないな。コーヒーを飲んでひと時を過ごす。

部屋に戻るとワイドショーが何やら放送していた。何でも大門軍団が静岡でロケ中にギャラリーにカマロだか何だかの外車で突っ込んで負傷者が出たとか、、、、
「そうなんだ。俺の生活時計が止まっていたから俗世の事は知らなかった。」しばしテレビを見る。大門軍団は俺もファンだから心配になった。放送を中止するとか何とか、、、、、当事者じゃないから何も言えないけど出来れば放送は予定通りやって欲しいなあ!もちろん負傷者の了解は必要だけど、、、、
それに北海道は台風で大変な被害を出したらしい。俺には判らなかった。特に二風谷ダムは決壊して死亡者がでたそうな!あの立派なダムが?日高地方は道が寸断されて通行止めらしい。そんなこんなで荷物をまとめていく。

9時30頃遅めの出発。今日は苫小牧に行くだけだから、予定はない。走っていて気になれば立ち寄ればいいと思う。でも池田のワイン城は行ってみたい。ってんで国道を釧路方面に向かう。途中サンクスのコンビニを見つけたので「写るんデス!」を購入。これでもいいや。ないよりマシ。
(ここからの写真は写るんデス!で撮影したものです。)

国道242号線で池田をめざす。ワイン城は高台にあるのでかなり遠くから判る。無機質なコンクリートの建物と観覧車が見えた。看板もあるんだけど、その建物をめざしても行けそうだ。やがてJRを高架で渡って到着。入場料などはないので勝手に入る。2Fはガラス貼りで工場見学が出来る。但し今日はお盆休みなので通路でしかない。そのまま3Fに行く。ここは売店とレストランがある。

ワインの試飲が出来るらしい。俺もコップに少し入れて香りだけ楽しんだ。バイクの場合飲酒は法律に違反する事はもちろん、バランスを取れなくなるのが怖い。だから飲まないで捨てた。そのかわりグレープジュースを300円で売ってたので飲んでみる。かなり濃い味だ。でもそれでいてサッパリしていて嫌味が無い。外の風景をしばらく眺めていた。気持ちいい。
この先はハルニレの木を見に行こう。ルート上、十弗駅によって再度写真を撮る。たまたま釧路行きの列車がやってきた。お客さんは誰もいない。俺でよければ乗車してあげようか?って思う。

あまり乗客もいないのに3両編成なんだ!と思ったら後ろの1両は回送扱いだった。なるほど!出発を見送ってノンビリする。すると逆から貨物のコンテナ列車が入ってきた。低速なのでコンテナの行先表を見ると、越谷ターミナルとか、新座ターミナルとかのコンテナがあった。
「埼玉県の貨物ターミナル行きじゃん。へ〜!青函トンネル通っていくんだな!」
そろそろ出発するか。国道に出たら看板がすぐあった。それに従って走る。何回行けば気が済むんだろう。それに写るんデスで撮影して出来るんだろうか?って思う。でも
「人がいない〜!っす!」すんごくノンビリできそう。

ここは十勝川の堤防内にあるので、大雨での影響はなかったのかな?あぜ道もぬかってはいるけど歩けないほどではない。

バイクに戻ってみると、となりにドカティーのモンスター900のライダーがいた。軽く挨拶をする。でもタンクがメッキ処理されていてカッコいいな、、、。さてこれで心残りもない。出発するか。国道38号線で帯広を通過!向かうは日勝峠。前方の山が雲で見えない。多分雨だろうな!十勝清水に入ると霧になってきた。
十勝清水ドライブインで休憩を兼ねた昼食。ここでも豚丼セットをオーダー。ここでの名物は牛トロ丼なんだけど、
「俺は生の牛肉がちょっとダメっす!、、、ユッケが食えないもん。」だからパス。何でも牛トロ丼ってのは、牛肉のトロと呼ばれる部位をシャーベット状にして温かいご飯の上にかけて食べるらしい。いちおう美味しいらしいけど、、俺はいいや!

食事が終わってそばで生トウモロコシを売っていた。すかさず家に送ろう。美味しそうだ。ついでにジャガイモも送ってあげる。食事をしていながら霧が雨に変わり、本降りになってきた。
「やっぱりな!今日もかよ!!」仕方がない合羽の登場。今回は合羽ほど役に立ったのはないだろう。

雨の中出発。ここからほぼ100kmの雨のツーリングが始まる。俺って快晴の日勝峠は走った事が無い。一度でいいスカッとした峠を走ってみたいもんだ。樹海ロード日高のホクレンで道南用イエローフラッグをゲット!今年も4種類+川北オリジナルの5本になった。雨も峠を越えると止んできた。ついでに合羽を脱ごう。
夕張市街まであと少し。んん?あ!かえで駅だ。久しぶり寄ってみよう。ここは1日に1本しか列車がやってこない。それも朝7時2分発新夕張行きが始発であり、最終でもある。だから、俺はここに列車が止まったのを見た事がない。もちろん発車したのなんか見るわけもない。

駅舎に入るとスクラッチブックが置いてあって読んでみる。色々な所からきているんだね。でも来年にこの駅が廃止になるらしい。
「え?本当かいな?冗談でしょ!」って思った。帰ってネットで調べてみるか!もし本当に廃止ならば乗車の機会をえなければ。(後日これだけのために本当に行ってしまうんです。)

撮影も終わり新夕張に向かう。そこでメロンを購入する予定だ。ここは2年ぶりだ。多分農家のご主人も覚えていないだろう。2年ぶりなので、ご主人も俺の事忘れていたらしい。当然だよね。ただ、その時男の子に道東のフラッグをあげた事を話すと思い出してくれた。

「よかった〜!何かアクションおこしておいて!!」今年も自宅に宅配便で送っておく。以前もそうだったけど、収穫したばかりのメロンを割って食べさせてくれた。甘くて美味しい。結局1個食べてしまった。腹満腹!最高!言葉がでない。

農家を出発して苫小牧を目指す。今回は午後9時発の八戸行きシルバーフェリーを予約している。だから午後7時過ぎに苫小牧に到着すればいい。いまは4時を廻った頃。ストレートで行ってしまえば5時30分に到着してしまう。そこで大回りをする事に決めた。(俺って懲りないなあ!)何をするか?

「そうだJHの高速道路の地図を貰おう。あのSAでタダでくれるやつ。俺の地元じゃ絶対手に入らないもん!!」途中栗山で道道30号に入って岩見沢、三笠をめざす。どうでもいいけど、今頃苫小牧に到着しているんじゃないかな?

やっと三笠ICに到着。ここから苫小牧まで一本。途中岩見沢SAによる。売店があり地図をゲット。
「やったぜぃ!!ゲットォォォ〜〜!」これだけのためにここまでやってきた。さすがに日が落ちてきたな!かなり暗くなってきた。けっこう体もキツイ。早く横になりたい。こういう時こそ安全運転で走ろう。で、苫小牧港には8時前になってしまった。受付で申し込みをする。バイクは1時間30分前に来なければならないんだって。載せる都合かな?お土産を買う時間もないらしい。すぐレーンに並んでバイクを格納する。

こんなに早いんだ。その他のフェリー会社とは違うのね!9時に出航しても明日4時には八戸に到着する。早めに寝なけりゃ。でも夕食を食べてない。ビールとピーナッツを食べて甲板から外を見る。やがて出航。このシーンは俺は好きなんだよね。
「お〜い北海道!また来るからなあ〜!!」って心の中で叫ぶ。でも夕食ピーナッツかあ!カップヌードル食べても仕方がないし。諦めてベットに入って寝ようzzzzzzz
BACK NEXT 旅行記TOP